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2005年 12月 01日
● 確かにおもしろい話なんですが、とても読んでいて疲れる文体なので個人的な意見としては、LA四部作最高傑作はこの前の『LAコンフィデンシャル』になります。プロットそのものが錯綜しているうえに文体まで難解だと厳しいものがあります。この作品は、はなっから数回読んで理解しろというものかもしれないとすら思えます。
私は巻末年表を見てようやく理解できました。が、ラスト数頁はすべてが名文といっても過言ではないほど詩的で素晴らしいものがありました。これだけでも読む価値ありといえるくらいです。 間隔を置いて読み直したいものです。 あと、解説が馳星周でしたが彼は山風のときといい、解説には不適な書き手であると感じました。彼の小説そのものは未読なんですが。 ふっと思うんですが、文章そのものの簡明さや巧さとなると、最近では作家よりもライターのほうが上ですよね。どうでもいいんですが。
by kizurizm
| 2005-12-01 21:44
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